概要
「資格情報のお知らせ」は、健康保険の加入者に対して送付される重要な書類です。
この書類には、健康保険の被保険者の資格に関する情報が記載されています。
マイナンバーカードの健康保険証(マイナ保険証)利用の際、必要となることがあります。
目的
- マイナ保険証の利用
マイナ保険証を使うためには、正しいマイナンバーが登録されている必要があります。
このお知らせを通じて、登録情報に誤りがないか確認します。
- 保険診療の受診
オンライン資格確認が利用できない医療機関で受診する際に、この「資格情報のお知らせ」とマイナ保険証を提示することで保険診療を受けられます。
記載されている内容
記号番号、氏名、生年月日、資格取得年月日、保険者番号、保険者名、マイナンバーの下4桁などが記載されています。
企業に必要な対応
「資格情報のお知らせ」は、企業のすべての被保険者である従業員等について、まとめて企業に送付されます。
受け取った企業は、次のとおり対応します。
- 配布
企業は、保険者から受け取った「資格情報のお知らせ」を従業員に配布します。
封筒は開封せず、従業員本人に直接渡してください。
従業員の扶養家族の情報も含まれているため、扶養家族分も従業員に渡します。
- 喪失済みの従業員等の分を返却
6月ごろの情報を基に発行、発送されているため、すでに被保険者資格を喪失した者の分も含まれている場合があります。
退職者や扶養から外れた人の分は、同封されている返信用封筒で返却します。
- 情報の誤りへの対応
企業は、従業員から情報の誤りについて報告があった場合、必要に応じて協会けんぽに修正を依頼するなどが必要です。
「資格情報のお知らせ」受け取ったら
- 情報の確認
記載されている情報が正しいか確認してください。
- 誤りがあった場合
誤りがあれば、企業の担当者に報告するか、協会けんぽの専用ダイヤルに連絡します。
取り扱いの注意
- 安全な場所に保管
資格情報のお知らせは、重要な個人情報が含まれているため、安易に他人の目に触れないようにするともに、紛失しないよう注意が必要です。
- マイナンバーカードと一緒に保管
医療機関での受診時や各種手続きの際に必要となる場合があるため、マイナンバーカードと一緒に保管することで、必要な時にすぐに取り出せるようにしておくと便利です。
デジタル保存について
マイナポータルには資格情報が登録されているため、マイナポータルを利用することで、いつでもオンラインで資格情報を確認できます。
医療機関での受診時に「資格情報のお知らせ」が必要な場合、この「資格情報のお知らせ」に替えて、スマートフォンなどでマイナポータルにアクセスし、資格情報を提示することも可能です。
まとめ
「資格情報のお知らせ」を受け取ったら、必ず内容を確認し、適切に保管してください。
これにより、マイナ保険証を安心して利用できるようになります。